大糸線


36 番線

JR線(大糸線)

大糸線は松本-糸魚川を結ぶ全長約105qの路線である。
途中の南小谷でJR東日本、西日本に分かれる。
沿線はフォッサマグナと呼ばれ山と急流に囲まれている。
大糸線は、フォッサマグナの西縁(糸魚川-静岡構造線)を並行して走る。


白馬駅

白馬駅。駅名からしてもすごくイメージが良い。
駅前にはスキー場、ロッジなどもありシーズンを問わず観光客が多い。
駅には、白馬に乗った王子様はいないのでご注意を。


E127系(05.05.03 白馬 撮影)

E127系は南小谷-松本間の主力列車である。

 
          白馬駅舎(05.05.03 白馬 撮影)            オリンピック選手 上村愛子 写真(05.05.03 白馬 撮影)

白馬駅舎の2階はホテルとなっている。
駅舎前にはオリンピックで活躍した上村愛子の写真がある。
顔の部分が切り抜かれているのでスキーゴーグルをして顔を入れれば
スキー姿の写真が撮れる。また、右脇には直筆サインがあり
結構な数の人がサインをさわったらしく少し消えかかっている。

 
          白馬駅名板(05.05.03 白馬 撮影)             乗降する人たち(05.05.03 白馬 撮影)

白馬駅は観光駅でもあるため乗降客が多い。
その中でも、リックサクを背負った人は多く見かける。

 
E127系(05.05.03 白馬 撮影)                川にかかる鯉のぼり(05.05.03 白馬 撮影)

訪れたのは5月。こどもの日も近いこともあり付近の川には、
鯉のぼりが川を泳ぐように設置されていた。
5月初旬でも山には雪が残る。



南小谷駅

南小谷-松本間はJR東日本、南小谷-糸魚川はJR西日本である。
南小谷は会社境界ででもある。


南小谷駅舎(05.05.03 南小谷 撮影)

駅舎を出てすぐに急流の姫川を見ることができる。
白馬と違い山が一段と険しい。

 
駅位置を示すボード(05.05.03 南小谷 撮影)                   南小谷駅名板(05.05.03 南小谷 撮影)

駅舎を出るとすぐに、駅位置を示したボードがある。
北海道(稚内)、九州(枕崎)から来ても中間地点であることを示す。
日本の駅の"へそ"である。

 
糸魚川方面を見る(05.05.03 南小谷 撮影)                 松本方面を見る(05.05.03 南小谷 撮影)

電化区間も松本-南小谷で終わり、糸魚川方面は非電化となる。
レールとの間にディーゼルカー特有の油が落ちている。

 
カーキャッチャー(05.05.03 南小谷 撮影)    カーキャッチャーの取り扱い説明(05.05.03 南小谷 撮影)

駅構内で見つけた不思議なもの。
遠くから見たときはスキー板かと思ったら立派な鉄道用具であった。
その名もカーキャッチャーと呼ばれ、逸走した車両を停止させるのに使うとのこと。


南小谷駅名板(05.05.03 南小谷 撮影)

駅名板から推測しても駅構内はJR東日本であることが伺える。



平岩駅

大糸線の南小谷-直江津間は非電化路線である。
トンネル、橋梁、曲線をいくつも超えて
約35qの区間を旧型ディーゼルカーが走る。


平岩駅舎(05.05.03 平岩 撮影)

 
キハ52 115(05.05.03 平岩 撮影)

日本有数の険しい地帯にも暮らしはある。
周辺住民の足は鉄道しかない。
住民の人々は、列車の古さの価値観など興味があるか解らないが、
少なくともカメラを向けている人は、稀少車両であることはご存じであろう。
そんな、路線と車両を大切に見守ることが必要なのかもしれないと感じる。


キハ52 115(05.05.03 平岩 撮影)

南小谷行き列車に乗り込む人たち。約1時間に1本の列車は混雑している。

 
キハ52 115(05.05.03 平岩 撮影)                     キハ52 115(05.05.03 平岩 撮影)


「頌徳」碑(05.05.03 平岩 撮影)

「頌徳」碑の裏側には大糸線建設について書かれている。
戦前から戦後にかけて建設されたが戦中は物資不足により
レールなどの資材を供出したため工事が大きく遅れた事が書かれている。



小滝駅

小滝駅は、山間にひっそりとある駅である。
駅構内そばに川があり水の流れる音が響き渡る。
音を聞けば、川が急流であることが分かる。
ホームからは、鉄橋を渡る列車を見ることができる。


小滝駅舎(05.05.03 小滝 撮影)

山間にある小滝駅。付近には発電用のダムとヒスイ峡がある。

 
小滝駅板(05.05.03 小滝 撮影)                        小滝駅ホーム(05.05.03 小滝 撮影)

ホームからダムが見える。ダムから流れる水が滝のように流れる。
駅名と同じように小滝である。

 
キハ52 115(05.05.03 小滝 撮影)      キハ52 115(05.05.03 小滝 撮影)

急流(姫川)を渡る キハ52 115。川にかかる橋梁は、ほぼS字に近い
カーブになっているので、ゆっくりと渡る。


キハ52 115(05.05.03 小滝 撮影)

小滝駅に到着した キハ52 115 山間の駅には乗降客は無かった。

  
キハ52 115(05.05.03 小滝 撮影)           キハ52 115(05.05.03 小滝 撮影)     

写真左:南小谷方面から鉄橋を渡りホームへ入るキハ52 115。   
写真右:車両前面にある車籍プレートは「日本国有鉄道」のままである。



頸城大野駅

頸城大野駅は、山間の駅とは異なり平野にある駅である。
大糸線で平野にある駅は数少ない。
雪山が近いこともあり 5月に桜が満開となる。
時期をずらして、桜と列車を撮影するには、絶好の場所である。


頸城大野駅舎(05.05.03 頸城大野 撮影)

木造駅舎も建て替えられてしまう事が最近は多い。
H形の煙突が豪雪地帯であることを物語っている。

 
頸城大野駅舎(05.05.03 頸城大野 撮影)               頸城大野駅舎(05.05.03 頸城大野 撮影)

ホーム近くには、桜が咲き満開である。また、田植えの時期でもあり
水田に水が引かれ光に反射し輝かしい。

 
頸城大野駅改札口(05.05.03 頸城大野 撮影)       頸城大野駅名板(05.05.03 頸城大野 撮影)        

写真左:改札口からは、田植えが行われている姿が見える。     
写真右:駅名板の周りには色とりどりの富山名産のチューリップが咲く。


南小谷方面線路(05.05.03 頸城大野 撮影)

山へ向かう線路、平野を抜けると険しい山岳路線となる。



糸魚川駅

糸魚川駅では、大糸線で活躍する気動車の車両基地がある。
運用していない車両も見ることが出来る。

 
キハ52 152(05. 5. 3 糸魚川 撮影)                        キハ52 115(05. 5. 3 糸魚川 撮影)


キハ52 115、152が並ぶ(05. 5. 3 糸魚川 撮影)

糸魚川は大糸線の車両基地でもある。
大糸線で活躍する車両は古いが、何時までも残して欲しい車両である。

 
キハ52 156(05. 5. 3 糸魚川 撮影)                    キハ52 156運転台(05. 5. 3 糸魚川 撮影)

写真左:出発を待つキハ52 156。                  
写真右:キハ52 156運転台。近年の車両と比べればクラシカル。

 
キハ52 156(05. 5. 3 糸魚川 撮影)

写真左:出入口ドアである。ドアは、手で開ける。             
写真右:糸魚川を出発したキハ52 156。力行のため煙が立ちこめる。


煉瓦車庫(05. 5. 3 糸魚川 撮影)

糸魚川駅構内にある煉瓦車庫にはDE10が待機する。



改札口



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