北陸本線
18 番線
JR線(北陸本線)
北陸本線は直江津-米原を結ぶ路線である。
途中の金沢を中心にして大阪方面、新潟、越後湯沢方面の特急列車が
頻繁に発着をしている。特急路線王国と言ってもいいかもしれない。
485系 特急雷鳥 (03.8.14 撮影 金沢)
ボンネット車両が今でも走る北陸本線。昔の「特急こだま」をイメージして
製造された車両である。近年では廃車が多くなっているが、廃車となる
要因としてメンテナンスが大変であることである。ボンネット内は車内騒音軽減目的に
設置されたコンプレッサーなどが収納されていている。
車両点検時にはボンネット内はコンプレッサーからの粉塵が多く
作業者への作業負荷も多いことが指摘されている。
485系 特急北越(03.8.14 撮影 金沢) 485系 特急雷鳥(03.8.14 撮影 金沢)
写真左右共に485系であるが、左写真は改造車、右写真は国鉄色である。
683系 特急サンダーバード(03.8.14 撮影 金沢)
写真左:683系 特急加越(03.8.14 撮影 金沢)
写真右:683系 特急サンダーバード と 681系 特急サンダーバード(03.8.15 撮影 西金沢)
683系(03.8.15 撮影 金沢)
683系の増結車両である。しかし、同じ車両系式でも運転台に高低差がある。
415系 七尾線普通列車(03.8.14 撮影 金沢) 419系と455系(03.8.14 撮影 金沢)
北陸本線の普通列車は419系と455系が運用されている。
419系は583系(電車3段式寝台)を改造したもので、車内には上段(3段目)寝台が残っている。
583系は主に東北方面の「はくつる」「ゆうづる」などに使用された電車で、
3段式寝台特急列車であった。日中は座席(ボックスシート)、夜間は寝台にして運用されていた。
419系(03.8.15 撮影 西金沢) 455系(03.8.15 撮影 西金沢)
455系は急行型車両であったが、近年は普通列車として活躍している。
北陸本線 特急列車運転系統表(03年8月現在) |
サンダーバード |
大阪−金沢・富山・魚津・
和倉温泉 |
雷鳥 |
大阪−金沢 |
北越 |
金沢−新潟 |
はくたか |
金沢・福井・和倉温泉−越後湯沢 |
加越 |
米原−金沢 |
筒石駅は、頸城トンネル内にある駅である。トンネルに駅があるのは、
上越線土合駅などが有名であるが、北陸本線の筒石駅は土合駅とは違い有人である。
列車本数も上越線と比べると多いので見学には便が良い駅である。
筒石駅駅舎(04.5.3 筒石 撮影)
何も知らず訪れた方は、何処にホームがあるのと思われる方も多いと思う。
観光で訪れた方は珍しい駅だということで、記念撮影などをする人も多い。
ホームへ通じる階段(04.5.3 筒石 撮影) 筒石駅ホーム(04.5.3 筒石 撮影)
発車待ちの419系普通列車(04.5.3 筒石 撮影) 改札口で配布されている案内
ホームには手すりがあり、トンネル内待合室とホームの間には防風扉がある。
列車接近中はホームからトンネル待合室へ吸い出されるような強風が吹き荒れる。
特に通過列車撮影、ホームでの待機は非常に危険である事とトンネル内待合室の防風扉は
列車接近中から通過終了、乗車列車到着まで締めておいた方が良い。列車通過中から
通過が終わるまでの間は、トンネル内待合室からホームへ吸い込まれるような強風が発生
するので、見学及び撮影は注意する必要がある。
名立駅は、頸城トンネル内にある筒石駅の隣駅である。
名立駅は上下線がトンネルに出入口になっている。
山と山に両脇を囲まれ、駅ホームは川の上に位置する。
ホームからは北陸自動車道橋梁、海が望める他、風力発電の風車も見える。
名立駅(04.5.3 名立 撮影)
到着した 419系(04.5.3 名立 撮影) 名立駅(04.5.3 名立 撮影)
写真左:停車中は「わくわく団らん」「はくたか」に道をゆずる (04.5.3 名立 撮影)
写真右:発車する「わくわく団らん」 (04.5.3 名立 撮影)
富山方面に向かう 419系 (04.5.3 名立 撮影)
有間川駅は、直江津から北陸本線に入り二つ目の駅である。
ホームは直江津方に大きくカーブをしているので、走行シーンは素晴らしいものである。
駅は無人駅で木造駅舎である。また、駅舎からは日本海が一望でき眺めも良い。
有間川に進入する 419系 (04.5.3 有間川 撮影)
写真左:有間川を通過する485系「北越」 (04.5.3 有間川 撮影)
写真右:ホームに進入し減速する 419系 普通電車 (04.5.3 有間川 撮影)
写真左:有間川駅舎(直江津方面ホーム) (04.5.3 有間川 撮影)
写真右:有間川駅舎入口 木造瓦屋根が昔らしく外壁塗装の剥がれが冬の厳しさを感じさせる (04.5.3 有間川 撮影)
写真左:有間川駅(金沢方面)ホーム途中までが電車用、先端部は客車用になっていて高低差がある。(04.5.3 有間川 撮影)
写真右:有間川駅舎内から外を望む、写りがあまり良くないが日本海が望める。 (04.5.3 有間川 撮影)
糸魚川駅は大糸線発着駅でもある。
糸魚川付近には、北陸本線の直流、交流を変える区間が
存在し糸魚川-青海間で見ることができる。
写真左:糸魚川駅舎 (05. 5. 3 糸魚川 撮影)
写真右:改札口にある翡翠曲玉(05. 5. 3 糸魚川 撮影)
付近では翡翠(ヒスイ)が採取できるため改札口に曲玉のモニュメントがある。
EF81 151号機(05. 5. 3 糸魚川 撮影) EF81 32号機(05. 5. 3 糸魚川 撮影)
糸魚川の隣、青海には貨物ターミナルあるので貨物列車が
行き交いする。撮影日は連休ということもあり単機回送が多かった。
485系 北越(05. 5. 3 糸魚川 撮影) 北越急行681系「はくたか」(05. 5. 3 糸魚川 撮影)
写真左:485系 特急北越が停車。05.3.1ダイヤ改正で「はくたか」運用を離れた。
写真右:北越急行681系が糸魚川を通過する。
キハ52と475系(05. 5. 3 糸魚川 撮影)
昔は急行列車運用されていた475系、北陸地域の普通列車として活躍している。
写真では、左に大糸線キハ52が発車を待っている。
駅名板(05. 5. 3 糸魚川 撮影)
親不知駅は、糸魚川から富山方面へ向かって2駅目にある。
駅名も珍しいが、親不知という地名の歴史は古く悲しいものだ、
その内容は駅舎内に記載されている。その一部を紹介すると
源平合戦の時代に平家が逃避するとき現在の親不知の海岸を通った
一族の子供が突然高波にのみこまれてしまったとき、
唄われたのが「親不知」「子不知」である。
親不知とは、波が荒く断崖が続く海岸を意味しており、地形を見ても
かなり険しいところである。
親不知駅舎(05. 5. 3 親不知 撮影)
419系 普通列車(05. 5. 3 親不知 撮影) 北越急行681系「はくたか」(05. 5. 3 親不知 撮影)
親不知駅構内(05. 5. 3 親不知 撮影)
ホームは島式であるが、長く幅は非常に狭い、列車通過するときは怖い。
駅は無人であるが、付近には海岸もあり海が望める。
泊駅は富山県朝日町にあり新潟県から富山県に入って2駅目に位置する。
駅からは立山連峰も見ることもできる。
泊駅舎(05. 5. 3 泊 撮影)
新潟県内は木造駅舎が多く見受けられたが、
富山県になると近代化した駅舎が多い。
富山県は、持ち家を持っている人が全国1位と聞くが
駅舎も近郊都市によるベットタウンにより立派な建物になったのかと思われる。
跨線橋から見る山並み(05. 5. 3 泊 撮影) 伏流水を飲む水場(05. 5. 3 泊 撮影)
泊駅は立山連峰などが近いこともあり駅正面の
水場で、山からの伏流水を飲むことができる。
475系 普通列車(05. 5. 3 泊 撮影) 案内板(05. 5. 3 泊 撮影)
富山県はチューリップ有名であるが、付近には、翡翠(ヒスイ)の原石がある海岸がある。
写真左:駅名板 (05. 5. 3 泊 撮影)
写真右:ホーム脇に咲くチューリップ(05. 5. 3 泊 撮影)
EF81 114号機「トワイライトエクスプレス」(05. 5. 3 泊 撮影)
トワイライトエクスプレスは、大阪-札幌を結ぶ豪華寝台特急である。
大阪12:00発車し札幌に翌朝9:07到着する。
車内はシティホテル並みのサービスを行っている。
カニ24「トワイライトエクスプレス」(05. 5. 3 泊 撮影) スロネフ25「トワイライトエクスプレス」(05. 5. 3 泊 撮影)
EF81 114号機に牽引されていく「トワイライトエクスプレス」電気機関車の
後ろには、客車に電源供給する電源車が付く。最後尾は超スイートルームである。
ヒスイ海岸(05. 5. 3 ヒスイ海岸 撮影) 日本海夕日(05. 5. 3 ヒスイ海岸 撮影)
ヒスイ海岸はその名の通りヒスイ原石がある海岸である。
もちろん原石を拾っても加工しなければヒスイは出てこない。
ヒスイ海岸という名前もあって観光客が多く訪れる。
ちなみに、海岸は石ばかりで、素足で歩くと足が痛いので注意された方が良い。
夕刻は、夕日がとても美しい場所でもある。
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